MediaTekのSoCを採用した端末をちょこちょこ購入してみたものの,SoCの出来云々よりも中華な端末メーカーの作りに見かける完成度の低さにうんざり。ふとSAMSUNGとかHTCとかかつて自分がROM焼いて満足して使っていたメーカーの端末の再整備品を探していたら,気にはなっていたHTC One M8を見つけたので入手してみることに。
16GB,EU VERのシルバーグレイで約$320。 わざわざ再整備品なんかに手を出さなくてももっと安く購入できるところはあるかなぁと思います。
HTC One M8は昨年2014年のモデルですが、スペック的にはまだまだ戦力として十分なもの。
http://www.htc.com/uk/smartphones/htc-one-m8/
SoC:Qualcomm MSM8974AB 2.3MHz クワットコア
RAM:2GB
ROM:16GB
2.注文から入手まで
購入したのはこちらのページから。
http://www.aliexpress.com/item/Original-Unlocked-HTC-One-M8-cell-phones-Quad-Core-4G-LTE-network-2GB-RAM-16GB-storage/1936624149.html
配送方法にDHLを選択し、注文から10日ほどで何の問題もなく到着。
JIAYU S3も同じぐらいでしたねー。
3.開梱・外観について
パッケージの外観と内容物の写真。
箱はOne M7に続いてコーナーが丸く仕上げてるお弁当タイプ?以前の普通の四角い箱の方が取り扱いしやすい気がするのですが,こういう箱の方がプレミア感があるという判断なんでしょうか?
箱を開けると箱と同じ白いトレイに乗せられた本体
(これば液晶シールを一回剥がしたものを張りなおしたものです。)
筐体から液晶保護シートをはがしたところ。
上部には500万画素のインカメラ。隣にあるのは照度センサーでしょうか。そして本体を横向きにして動画再生するときに捗りそうなスピーカーがディスプレイの上下に配置されています。
背面にはレンズとライト。
ヘアライン仕上げのメタルかっこいいです。
筐体上部。右側に電源ボタンがあります。
筐体底部。microUSBコネクタとΦ3.5mmステレオミニプラグ。
筐体左側面。microSDとnanoSIMのトレイアクセスがあります。
筐体を持って感じることは薄さと,その割に感じる重量感というか密度の高さというか。
そして背面の金属はヘアライン加工がされているように見えるのですが,実際はすべすべで筐体の薄さと相まって意識して持っていないと落としそうな感じ。 これはTPUケース+ストラップの組み合わせが欲しくなりますね。HTC One M8の特徴のひとつに背面カメラを利用するHTC Zoeというカメラアプリ。
と言っても自分はそれ目当てで買ったわけでなく,おそらく普通のカメラとしての使い方しかしないだろうなぁと思うので,関連情報へのリンクをご紹介。
これはHTC J OneのZoeについての紹介ですが、M8では機能としてはこれ+αではないかと思います。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1308/15/news002.html
4.システム等について
ファームウェアはおそらく購入時そのままと思われるもの。システムはAndroid OS 4.4.2です。
設定に表示される項目は以下のとおり
HTC One M8にはディスプレイOFFの状態で液晶端部からのスワイプにアクションを割り当てて画面ロックの解除などのアクションを設定することができます。 その設定。
外観はフォントを含めカスタマイズされていますが,項目は一般的な感じですね。
続いてAntutu v.5.7.1の結果
Snapdragon S801 MSM8974ACを積んだ端末としては平凡な数値
続いてAntutuのDevice Info。端末にプリインストールされているAntutuの場合,いろいろ怪しいと疑うところですが,こればPlay Storeから導入したものなので,たぶん問題ないでしょう。
さて。標準のファームウェアでひととおり触ってみて特に動作に大きな問題は感じないのですが、やはりできれば新しいAndroidシステムや先進の機能が体験できるROMに入れ替えたいなぁと思っています。
で,HTCの端末でカスタムROMを入れるときに問題になるのが、HBOOTというHTC独自のbootloaderのバージョンとセキュリティーモード,CID(HTC機の発売元・地域を分けるID)の状態。
詳しい説明はHTC速報さんなどの詳しいサイトに譲るとしてまずは手元にある端末の状態を確認してみましょう。 端末の電源を切って,ボリュームダウンを押しっぱなしにしながら電源を押しっぱなしにします。そして端末が起動するとこんな画面が。(実際は起動してからHBOOTを選択)
通常、新品を購入した場合は
・Bootloaderがロックされた状態
・セキュリティーモードがS-ON
・CIDが地域・ベンダーの情報を含むもの
なのですが、この再整備品は前オーナーがカスタマイズを行っていたのでしょう
・Bootloaderがアンロックされた状態
・セキュリティーモードがS-OFF
・CIDが開発用の設定(開発用の書き換えが容易な状態)
になっていました。うーむ話が早い。
これからいろいろカスタムROMを導入しようと思うのですが、どうやらHBOOTのバージョンが3.18とか3.19以上である必要があるようです。 HBOOTは単体で提供されるものではないため、自分が適用したいHBOOTを含むファームウェアを焼く、ということになります。それについては今後また別の機会に。
5.総括
昨年のモデルですが、まったく動作に重さを感じるようなことはほとんどありません。(というか現時点では皆無) EUモデルということで,対応バンドには日本バンド?に対応していないため、SIMを挿しての運用ではキャリア端末と比較して弱いはずですが、自分の運用では他のテザリングを行ってる端末にぶら下げることがほとんどなので問題に感じることもなく。
端末のカメラにこだわりがあり自分でいろいろ設定して撮りたいとか、縮小など行わずそのまま切り取りして利用したいというような人には,この画素数を抑えて機能に振ったカメラは不満があるところかもしれません。
カメラにこだわりがないワタシには質感も高く動作も軽快。カスタムROMやツールがいろいろ用意されている満足の一台です。 早くHBOOTのバージョン上げていろいろ試したい!!
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