(1)Xperia Neoについて
簡単にXperia Neoについておさらいしておくと、2011年2月のMWCで発表され同年3月に発売開始されたモデル。同じ2011年モデルで一番ポビュラーなXperia arcを比較すると、液晶画面が3.7インチと小さくなっています。寸法で比較すると
Xperia neo 116 x 57 x 13 mm,125g
http://www.gsmarena.com/sony_ericsson_xperia_neo-3734.php
Xperia arc 125 x 63 x 8.7 mm,117g
http://www.gsmarena.com/sony_ericsson_xperia_arc-3619.php
と、ずんぐりむっくりな端末。左右端が薄く中央が厚くなっており、横方向にカーブしていている背面もその印象を強調します。
SoCやメモリ,バッテリ容量等はarcと一緒。性能面での違いはないものと思われます。
Neoシリーズ?はその後もNeo V(MT11i/a),Neo L(MT25i/a)と継続されています。
(2)カスタムROMの導入
今回はどのROM状態でも導入できるようにとひととおり手順を書き残してみます。
なお既にブートローダアンロックされているものとします。
1.必要なファイル一式の入手
2.オリジナルGBファーム 4.0.2.A.0.42の導入
3.root取得
4.CWM-Based Recovery導入
5.NeoV用ファーム 4.1.B.0.587の導入
6.CM10.2 improved for Xperia 2011 line(以下CM10.2)に同梱のカーネル導入
7.CM10.2の導入
8.Gappsの導入
1.必要なファイル一式の入手
a.FlashTool
Latest Flashtool 0.9.11.0 for ALL XPERIA (Windows)
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=42731563
FlashToolのgithubブランチ?が消えているようなので、下記のリンクからファイルをダウンロード
http://infogrades.blogspot.jp/2013/08/flashtool-0911-windows.html
b.オリジナルGBファームウェア 4.0.2.A.0.42
下記サイト内でNeo/MT15i用の4.0.2.A.0.42のftfをダウンロード
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1952333
c.CWM-Based Recovery導入用のRecoverX
下記サイト内でzipファイルをダウンロード
[TOOL] RecoverX - Recovery installer for almost all android devices
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1773227
d.NeoV用ファーム 4.1.B.0.587
下記ページから「NEO V .587 FTF」をダウンロード
[ROM][Xperia 2011]Xperia Revelation HD[7/11][ RV.11.2.45B ][ RC1 Release ][ OTA ]
http://forum.xda-developers.com/showpost.php?p=42789795&postcount=2
e.CM10.2 improved for Xperia 2011 line
{Neo/NeoV}[DEV][JB 4.3][CM10.2] LegacyXperia - nightly 20130828
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2397237
f.Android 4.3用Gapps
下記ページからJellybean用の最新Gappsをダウンロード
※2013年9月19日時点ではgapps-jb-20130813-signed.zipが最新です。
goo.im - Gapps
http://goo.im/gapps/
-------------------------------------
上記のa.~f.ファイルのうち、e.のCM10.2と f.のGappsのzipファイルと端末上のSDカードにコピーしておきましょう。2.オリジナルGBファームウェア 4.0.2.A.0.42の導入
FlashToolを起動し、あらかじめ入手したオリジナルGBファームウェア 4.0.2.A.0.42のftfファイルを書き込みます。
書き込み時のオプションではWIPEを全選択、EXCLUDEを全非選択、MISCのNo Final Verificationを非選択にします。
3.root取得
GBファームウェアを導入後端末を起動し、設定から「アプリケーショ設定」-「開発」-「USBデバッグ」を有効にします。続けて「設定」-「Sony Ericsson」-「接続設定」-「USB接続モード」で「ファイル転送モード(MSC)」を選択してPCと接続します。
FlashToolを起動し「My MT15i」から「Root」-「Force zergRush」取得を実行します。
これによりroot権限の取得とbusyboxのインストールが行われます。
4.CWM-Based Recovery導入
※この手順はCM10.2導入に必須なものではありませんが、GB,ICS用のソニーエリクソン製ファームウェアを導入し、それをベースに使用するときのためにメモとして書いておきます。
端末を起動しPCと接続します。
あらかじめ入手したRecoverXを起動し、Brandで「Sony Ericsson」、Deviceで「Xperia Neo」、Recoveryで「CWM-Based Recovery 5.0.2.7(ICS)」を選択し、「Enable Developer Mode」のチェックを外してCMW-Based Recoveryを導入します。
5.NeoV用ファームウェア 4.1.B.0.587の導入
※この手順は必須のものではありませんが、Arc/Neoはその後出たArc S/Neo Vでパーティションサイズが見直され、system,dataともに広くなっています。 NeoVと同様にパーティションを拡大する場合にこの手順を行います。
あらかじめ入手したNeoV用ファームウェアをFlashToolで書き込みます。
その際、EXCLUDEでkernel.sinにチェックを入れておきます。
6.CM10.2に同梱のカーネル導入
あらかじめ入手したCM10.2のzipファイル内のboot.imgを取り出します。
端末のfastbootモードで接続した上で、コマンドプロンプトから「fastboot flash boot boot.img」を実行し、CM10.2用カーネルを書き込みます。
7.CM10.2の導入
あらかじめ入手し、端末内のSDカードにコピーしておいたCM10.2のzipをCWM-Based Recoveryで導入します。
・mounts and storage - format /system
・install zip - choose zip from /storage/sdcard0でCM10.2のzipファイルを指定
・wipe data/factory reset
・advanced - wipe dalvik cache
・reboot system now
端末が起動するので、画面表示にしたがい最初のセットアップを行います。
8.Gappsの導入
端末の電源を落とし、再度CWM-Based Recoveryを起動し、Gappsを導入。
reboot system nowで端末を再起動します。
0 件のコメント:
コメントを投稿