2012年9月7日金曜日

HTC One S

MWC2012で発表されたHTC One Sを購入しました。

(1)購入の理由

MWC2012では他にもOne X,One XL,One Vが発表されましたが,2012年4月14日時点でのワタシが購入したHandtecでの価格を比較すると

機種Hadtec価格(£)円(£1 = 128.2円で)
One X399.4951,215
One XL399.9951,279
One S343.9944,100
One XL202.9926,023

そして性能を比較するとOne XとOne SではQuadrantのスコアはそう変わらない...ということと,Tegra2が登場前にさんざん盛り上がったほどの性能ではなかったことから,今回はSnapdragon S4のOneSを選択することにしました。

今回は品数も多く,割と早い時期からOneSが商品ページに掲載されていたイギリスのオンラインショップHandtecを選択。 4月2日に注文すると,4日にはイギリスの郵便?RoyalMailに発送情報が登録され,5日には成田に到着。7日にはゆうびんのページから確認できるようになり10日に受け取ることができました。



購入時の価格は本体£343.99に液晶保護シート£2.99,配送手数料等£23.00でした。(ただし液晶保護シートは在庫なしとのことでキャンセルになりました。)


(2)開梱


・やってきたのはこんな箱。 発砲スチロール製の厚めの弁当箱のような入れ物に,下のようなデザインの紙がかけてあるパッケージ。 正直高級感とか所有欲を満たす要素は感じにくいです。
これに各国のコンセントでの充電にひとつで対応する(と思われる)アダプタが箱の外につけられていました。 お店独自のサービスと思われます。


パッケージに含まれているものは一般的なもの。 OneSは外部ストレージに対応せずバッテリの取り外しもできないため,microSDやバッテリの類は入っていません。

OneSの特徴であるセラミック塗装のさらさらした手触りが気持ちいい筐体。
スクリーンには「I'M THE ONE YOU'VE BEEN WAITING FOR」の文字が。いいですね。

筐体の背面。レンズの隣にはライトが。レンズの淵の赤はBeats Audioなどと共通のイメージなのか赤が施されています。

本体左側面上には充電兼データ通信用のmicroUSBポート。

本体上部には電源ボタン(左)と3.5mmステレオミニプラグ。

本体右側面上部には音量上下キー。

本体の背面の上部が取り外し可能になっており,左上部がmicroSIM用のスロットになっています。
下部にもラインがあり一見取り外し可能なように見えますが,取り外しできません。

このとおりHTC OneSはmicroSDカードの利用ができず,バッテリの取り外しも不可となっています。

(3)root取得

公式にbootloaderアンロック機種では,bootloaderアンロック→root取得済みイメージを焼くという手順が一般的。 人によってroot取得済みイメージを自分で作成するか,xda-developersなどから入手したりというところでしょうか。 ワタシは後者を選択。(というか前者の方法を試したことがない)

ということでまずはbootloaderのアンロックを。

まずはhttp:://www.hrcdev.comにアクセスにし,「Unlock Bootloader」をクリックします。

次に「Get Startted」をクリックします。

次にSupported Devicesから「HTC One S」...といいたいところですが,リストの選択肢にないので,一番下の「All Other Supported Devices」を選択して,「Begin Unlock Bootloader」をクリック。

HTCdevへのログインが要求されるので,取得済みのアカウントでログイン。 取得していない人は取得した上でログインしてください。

ということでユーザ登録する,の図。

ふんふふん~♪と個人情報を入力させられているの図

 登録が完了すると登録したメールアドレスに認証用URLが書かれたメールが送られて,そのメール内のURLをクリックするとうんたらかんたら。

うんたらかんたらのメール

アクティベーション完了。ここでhtcdevへのログインが求められたところに戻りましょう。

htcdevのアカウントにログインすると「bootloaderをアンロックするとオリジナルのOSが導入できたりするよ。そしてそれはオリジナルのOSみたいにテストされてないかも。その結果起きた不利益についてはうちらは関係ないかんね,みたいなふざけた調子ではなく真面目にbootloaderアンロックに伴う注意事項が。 あとでhtcに泣きついたりしませんという強いコだけ「Yes」をクリック。

bootloaderアンロックを行うことで「全てまたは一部の端末補償を放棄すること,HTCオリジナルのOSと同様の動作を保障しないこと」,「端末の修理を行う場合有償となる可能性があること」を理解したらチェックボックスにチェックを入れて「Proceed to Unlock Instructions」をクリック。

ここからようやくBootloaderアンロックの手順説明に。 Google Android SDK,JRE,Windowsの場合 HTC Syncが必要という説明が右側にあります。そしてStep 1 「バッテリを取り外して,再度装着してください。」とのこと。 ここでOneSのワタシは3日悩み...というようなピュアさはないので電源をOffるだけに。

Step2 「音量-」と「電源ボタン」を同時押ししてBootloaderモードに。
Step3 「音量+-」で「Fastboot」を選択して「電源ボタン」でBootloaderモードに。

Step4 コンピューターと端末をUSBケーブルで接続します。

Step5 任意の新規フォルダを作成し,そこに「adb.exe」「AdbWinApi.dll」「fastboot.exe」をコピー
MacOSXやLinuxの場合は「AdbWinApi.dll」はいらないらしいです。

Step6 Windows 7の場合,「スタート」メニュー-「プログラムとファイルの検索」に「CMD」と入力してEnterキーを。他のWindowsの場合は「スタート」メニュー-「アクセサリ」-「コマンドプロンプト」を選択。Windows 3.1以前の場合? ところでどうやってJREとかAndrpid SDK用意しました?

Step7 CDコマンドでStep5で作成したフォルダに移動を。

Step8 コマンドラインで「fastboot oem get_identifier_token」と入力してEnter。

Step9 Step8を実行することでコマンドプロンプトの画面にIdentifier Tokenが表示されるので,コマンドプロンプトの画面上で右クリックし,コンテキストメニューから「範囲指定(K)」を選び,「Identifier Token Start」の次の行から「Identifier Token End」の前の行までをShiftキーを押しながら選択してEnterキーを押します。

実際の選択画面はこんなカンジ。

Step10 クリップボードにコピーしたテキストをtoken fieldに貼り付けて「Submit」をクリック。
 こんなカンジですな。

トークンが正常に送信されました!!

しばらくすると登録したメールアドレスにbootloader Unlockに必要なUnlock_code.bin というファイルが添付されたメールが送信されてきます。

adb.exeと同じフォルダにこのUnlock_code.binをコピーし,コマンドラインから「fastboot flash unlocktoken Unlock_code.bin」を実行。

次に以下のスレなどからCWM RecoveryやTWRP Recoveryなどのリカバリーイメージを取得してflashします。

Interim ClockworkMod Touch Recovery for the HTC One S (+stock download)
http://teamw.in/project/twrp2/100

ワタシはTWRP Recoveryを入手して「fastboot flash ~.img」と書き込み。
(下の例はCWM RecoveryのTouch対応版の例ですが,TWRPでも要領は同じです。)


これで使い慣れたCWM Recoveryが利用可能になりました。
次はroot取得です。 以下のページからbusyboxやSuperSUがまとめられたzipファイル入手し,本体のSD Crad領域にコピーします。

CF-Root download page
http://download.chainfire.eu/197/SuperSU/CWM-SuperSU-v0.93.zip

次に一旦本体の電源を切ります。次にVOL -を押したまま電源キーも押しっぱなしにします。
最初の画面でrecoveryを選択するとTWRP Recoveryが起動するので、そこからRoot関連のzipファイルを指定してインストールします。

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